飛燕草のRPG人生

27歳都内一人暮らし。色々興味があるものを「やってみた記録」として書き残していく予定です。

雲南省知識0なのに雲南カフェ交流会に行ってみた。

昨年台湾旅行に行ったけれど、いまだに中国と台湾の違いすらわかっていない私。

そんな私がXで面白そうなイベントを見つけた。

 

その名も...

「世界最大のキノコ王国雲南省ー本場キノコスープ試食交流会」

 

 

さて、雲南省とはどこなのでしょうか?キノコが有名なのですか?

 

そのレベルで何もよくわからない私だけれど、試食という言葉に釣られて即座にイベントの申し込みをしてみた。

 

キノコ汁とお土産にキノコのミックスセットが含まれて、参加費は2000円とのこと。

 

さて、満足いくものなのだろうか...???

 

神保町駅から徒歩5分の場所に「雲南カフェ」

11:00-14:00の枠で事前予約をしたもののなんと到着が遅れてしまった。

もしかしたら11時の段階で全体説明会があったりするのかなと不安になりつつも、15分遅れて店舗に到着したけれど全く問題がなく、店頭にはカラフルな衣装をきたマネキンと店員さんがお出迎え。

店員さんはこのマネキン以上に派手な服装をしています

 

そしてお店の外には雲南省グッズがずらりと。

 

とりあえずお待ちかねの「キノコ汁」を注文しに店内に入るも、お店の中では中国語が飛び交っている。

 

(あれ、もしかしてあまりにも何も知らずにきてしまった私って場違い...???)と思いつつも、まあいっか精神でレジへ並ぶ。

 

本来はカフェのようだけれどイベントのため今回は立食形式で、たくさんの人が。

正直店内でゆっくりできそうもないので、注文したキノコ汁を持って、外の雲南省グッズが並んでいるところの端っこにある椅子に腰掛けてスープを楽しんでみることに。

 

待望のキノコ汁はこちら。

想像していた以上に、具材が入っている...!!!

しかし、なんのキノコなのか一つもわからない!!!!!!!

 

しかしキノコはキノコである。何もわからないままスープを一口。

 

お、おいし〜〜〜〜!

 

とはいえ、正直味付けはあっさりめ。

キノコのお出汁と少しの塩。

キノコ以外のお出汁として鶏肉が入っているけれど、その他の具材としては豆腐とじゃがいもが。

四川料理のような痺れや辛さはないし、日本の町中華のようなうま味調味料のようなガツンとさもない。

 

本当にほっこり、あっさりという感じ。

 

そしてたくさんのキノコが入っているけれど、私の知っている椎茸、しめじ、舞茸、エリンギ、マッシュルームの姿は見えない。知っているものを食べているはずで、日本の出汁を飲んでいるような馴染みのある風味なのに、中身がわからない...!!!

 

と思いながら一人でスープを飲み続けていると、隣に座っている男性が話しかけてきた。

 

男「何がきっかけでこのイベントに参加されたんですか?」

私「あっ、ぁ...Xでイベントの存在を見かけまして、雲南省について何も知らないのですが、面白そうなので来てみました。」

 

私の返事は人見知りオタク感特有の話だしだったが、相手は気にせずに話を続けてくれた。

そしてなんとこの方、無知な私とは対極に、超がつくほどのキノコオタクだったのである。

 

キノコが好きすぎて雲南省やアフリカへキノコ狩りへ行った過去もあり、親切にその時に撮影したキノコたちの写真を一枚一枚見せてくれた。日本で見たことがないようなキノコの写真の数はゆうに100枚を超えていたと思う。

 

私は彼に、とことんキノコについての質問をしていくと、彼はカバンから本を出してきた。そしてなんとその本、彼自身が書いたものだったのである。

 

キノコが好きすぎて本を書いてしまうなんて...

きっとこの人はそのうちに「マツコの知らない世界」などに登場してしまうのではないだろうか...などと想像しながら話が進むうちに、スープを完食した。

 

せっかくならば他のドリンクも飲んでみようともう一度レジに並ぶ。

プーアル茶を注文する気だったけれど、雲南コーヒーというものがあるらしく、もしかしたら個性的な味をしているのではないか?と期待して、フレンチローストのブラックコーヒーをオーダー。

 

12時ごろになり店内は少し落ち着いてきた


一口飲む前に鼻の前に抜けた香りが、どこかで嗅いだだことのあるまとわりつくような重みのある香り。この香りはなんだ?

 

店内で販売されているコーヒー豆の案内をみて香りの記憶を辿る。

この日店内で取り扱っているコーヒーは103と105の2種類

 

お、思い出した!!!!!ドリアンだ!!!!!

ドリアン経験は少ないものの、絶対にドリアンの香りがする。

しかし本物のドリアンから香る香りはちょっとキツすぎると感じることもあるけれど、コーヒーと合わさったこの香りだときつい香りが抑えられて良いバランスに。

 

またフレンチローストということでしっかり苦味がある。

とは言え酸味もある。

しかしその酸味を踏み潰すレベルで深めの苦味が存在するので、流行りのサードウェーブコーヒーのような風味でない。

酸味はしっかりあるのに、苦味がこの酸味をしっかりと踏み潰していくのである...。

なんだこれは...。初めて飲むタイプのコーヒーである。

 

ちなみに私はコーヒーを普段飲まないので正直なことを言うとこれが美味しいのか美味しくないのかよくわからない。私の感想としては、ドリアンのようなスタートで、ドリアン以外のフルーツの酸味が来たと思ったら苦味の来襲というのがピッタリの表現である。

 

コーヒーを飲みながら店内を散策していると、店内にも雲南省グッズの展示販売が。

パケ買いしたくなる可愛さの中国茶

至る所にドライキノコが。

そもそも雲南省はキノコが安いのか?高いのか?



コンパクトな店内だったけれど、雲南省についての説明ポスターを眺めていると今度は別の男性が話しかけてきた。「スープいかがでしたか?」と。

 

今回は店員さんのようだ。

話を聞くと今回のイベントの企画者らしい。雲南の良さを日本に近づけたいらしく、この企画を開催してみたら思ったよりも早く予約が埋まって驚いたとのこと。

想像していたよりもあっさりしていた味付けだったことと、この味が好まれる場合日本の出汁文化と親和性が高い気がすることを無知ながら指摘。

しかし私は雲南省について全く知らないので、企画者ならばなんの質問をしても良いだろうと思い、思いつくだけ質問を投げてみた。

そして会話を初めてすぐのうちに気がついたことがある。

少しでも雲南省について知っている人は、「雲南省」ではなくて「雲南」と略して呼ぶことに。なるほど。東京都の「都」を略しているような感じなのかな、と思いつつ、質問を続けた。

 

まず、雲南の土地について。

雲南は日本と同じぐらいの面積で、縦に長いためエリアによって日本の北海道と沖縄ぐらいの差があるとのこと。

 

人口の3分の1が少数民族であり、なるべくシンプルで素材の味を生かした料理、または発酵料理が食べられているらしい(知らなかった...麻婆豆腐とか食べないんか?)。

 

また中国と言ったら中国茶雲南と言ったらプーアル茶が有名であるが、実は中国最大のコーヒー産地としても有名らしい(知らなかった...)。

さらに、ブレンドよりもシングル豆で飲むことが多いとされるらしい。

 

そんなことを話しながら、壁面に展示されているモニター内の動画では、雲南省の文化の紹介が行われた。人の手によって絞り染めをされる布巾や、手織り形式で編まれるバッグ、いかにも職人らしいおじいちゃんがじっくり作り上げる陶器などが紹介され、そのうち大きな塊肉に塩を塗りだくる動画が現れた。

確かに、塩漬けというのは保存するために最適な調理方法である。

使う時に塩抜きして少しずつ消費していくのかな〜などと思っていたらなんとその塩漬けのお肉、骨付きの生ハムになったのだ。

 

ま、まさかの生ハム。

しかも横にはポルチーニの野菜炒めのような料理の写真が掲載されていた。

 

食材名だけ聞くと、まるでフレンチビストロである。

 

昔の伝統が全体的に残り続けているのかと思いきや、昔から今でも流行り続けているものが存在しているだけだったようで、ギャップに驚いてしまった。

 

イベント企画者の話はまだまだ続く。

今度は、雲南の市民の性格である。

 

まず、少数民族のエリアであるため、仲間意識が強いらしい。とはいえ排他的なわけではなく、見ず知らずの人だったとしても知り合いの知り合いだったら気軽にご飯に誘ってしまうようなフランクさを持ち合わせているらしい。

また、雲南人が使う中国語は日本人が想像するような圧が強い話し方ではないらしい。もちろん訛りはあるみたいだけれど、それよりもおっとりとした性格の人が多く、その性格通り話し方もゆるいみたいだ。

雲南人の性格や気候も含めた食文化は日本人に近いため、ぜひ良さを知ってほしいと思ってこのカフェの運営やイベントの企画を行なっているらしい。

このようなイベントは月に数回行う予定で、今後は生花のイベントをしようかとか、本のイベントをしようかとか、現在色々悩み中とのこと。

 

まさか生花って。運搬した花は持つのか?それに花が有名なのか?と思ってそれについても質問すると、中国は花文化があり、日本のようにイベント時にプレゼントとして渡したり自分用に一輪挿しとしてのお花を買ったりするレベルではなくて、どの家にも花瓶があって花束サイズの花が日常生活に取り入れられているのが通常らしい。人にバラをプレゼントする時も、一輪とかではなく、100本ぐらいの束になってくるし、束ぐらいのサイズだったとしても5000円ぐらいでお手軽らしい。

 

日本で100本のバラの花束は、おそらく数万円を超えてくるし、そんなのはプロポーズの時一択だろーーー!!!と思いながら、もしそのイベントが行われた際には再訪希望だなーと思いながら話を聞き続けた。

 

キノコオタクと言い、イベント企画者といい、交流会といえど話した人数は2人出会ったが、知らない情報をたくさん浴びれてとても楽しかった。

11時すぎから参加したイベントもあっという間に2時間が経過して、そのあたりの時間には二部目の来場者たちが店内を満卓にさせていた。

 

 

無知ながら十分楽しめる半日となり、お土産にいただいたキノコセットのおかげで私の雲南省生活はまだ少し続くのである。

しっかりトリュフ入り



おしまい!

最後にもう一度お店の紹介を。

雲南カフェ COFFEE:PURE PEAKS 本店」

https://maps.app.goo.gl/mRyfZ5hShmnfx1us7?g_st=ic